華氏911と武田君 | 刹那的雑記

華氏911と武田君

今や全世界で異論反論を巻き起こしている華氏911
ご存じの方も多いでしょうが、簡単にあらすじを紹介します。

監督はマイケル・ムーア。アメリカの奇才としても知られている監督で、何しろ毒を吐くことを生き甲斐にしている。
しかも吐き方が上手い!面白可笑しく表現しているから、みんなも引きつけられるのです。

その人が今回ターゲットにしちゃったのが、現アメリカ大統領「ジョージ・W・ブッシュ」。

ブッシュの9.11テロ事件からイラク戦争にまつわるまでの怠惰な政治、それを取り巻く影の要素をばっさりと斬っています。

これは僕の卒論の分析メディアとしても活用していますので、最近はこの映画について調べることが多い。

その中で知ったのが、イラク戦争は、ブッシュが自分の利権を守る為に仕掛けたダミー戦争だということ。

でもさ、ダミー戦争っていうけど死んだ人はたくさんいるじゃん。
これリアルな事でしょ。
実際に映像も見たけど、兵士は僕らが思ってる以上に凄い。

何が凄いかってその精神力


なんかね、兵士はああいう極限の地域、つまり戦闘区域に行くと、もう誰が敵で誰が味方か分からなくなるらしい。

これは恐ろしいことですね。イラク戦争で民間人がたくさん殺されてしまい、アメリカ兵は批判の対象となってしまったわけで、確かに民間人を殺戮するとは何事だ!とも思うが、よくよく考えてみれば、兵士だって必死なはず。

誰が自分を殺そうと思ってるのかわからないんだもの。

僕ら一般人レベルで考えるとすれば、鬼の分からない鬼ごっこだよね。

学校全域が鬼ごっこのステージで、捕まったら、1週間トイレで生活とかの罰則があったりしてさ。

鬼は鬼で捕まえられなかったら、一ヶ月の間米食べたらいかんとかでね。

この例えはちょっとイラク戦争当事者に失礼かもしれんけど、まぁそんな感じで鬼ごっこやってたら、とりあえず人みたら逃げると思うのね。

例えば、鬼ごっこで逃げてたら、いつもいじめられてる気弱な武田君が売店の隅の方でうずくまってる。辺りには誰もいなくて、まぁとりあえずは二人だけか、っていう状況。

武田君は怯えた様子で隅にいるし、まぁ気弱な彼が鬼でもなんとでも出来るなと思い、近づいて話しかけてみる。武田君は武田君で怯えまくってるから、安心させる為にも

「大丈夫、俺は鬼じゃない、信用していいよ」と言う。

そういうと、武田君はほっとしたのか、少し笑顔になり、無言のままこちらを向く。彼の警戒心を解き、なんとか力を合わせて逃げていく為にも、こちらも世間話などして友好を深め、彼も少しずつうち解けていった様子だった。

しばらく歓談した後、「さて、そろそろ行こうか。見つかるとやばいしね」
と言って、武田君の方に近づく。

すると武田君はこっちを見てこういう。

「ねえ、僕・・・」

「ん?どうした?」









「僕さ・・・鬼じゃないなんて一言も言ってないよ


はっとする。だが、もう遅い。彼は凄まじい形相でこちらに猛ダッシュしてくる。

もう、武田君なのか、山下君なのかわからんレベルの形相。

ぎりぎりでタッチを交わす。だが、すかさず第二撃が来る。

ほんの偶然だった。武田君は第二撃の為に振り返ると同時に足をからませ、その場で転倒した。

その隙を逃さず、逃げまくる。背後で

「キシャアアアアアアアア」

という武田君の異常な叫声が聞こえてきたが、振り返らずに逃げる。

やっと逃げ切った時、あまりの恐怖に回りの全てが敵に見え始めていた。



ということだと思うんです!!←違




いやね、少し違うかもしれへん。けど心理状況は説明できたはず!

あれですよ、バイオハザードとかやってたら、ドア開けてとりあえずすかさず銃構えるでしょ。うん、あれと一緒。しかも手がぶるっちゃって、□ボタン押しちゃって、何も無いとこに発砲とかあるとおもうのね、うん。



いや、何が言いたかったかというと。
民間人でも、過酷な状況にいたら間違って撃ってしまう事もあるんじゃないかってことですよ。













だって!!武田君がキシャアアアアアアアって言うんだよ!


俺ならすかさず撃ってる。うん、間違いない。