蒼い月 | 刹那的雑記

蒼い月

息が白く凍る夜

ふと見上げる 黒いカーテンがかかった空には

蒼白く輝く月が一つ

きっとこの月は 僕らみんなに光を与える

紅く燃え 身も焦がし 果てには 自ら灰になるこの想いを

少しだけ冷やしなさいと 優しい蒼き光

この月をあなたも見ているだろうか

それならば あの月に想いを描けば

あなたのその瞳にも 伝わるのだろうか

いっそのこと 今はまだ伝えないでと

僕は月に囁く


もう少しだけ 灰になる前に あの人を想いたいから