虹の上で | 刹那的雑記

虹の上で

長い階段を 僕は登った

時には息が切れ 足が動かなくなることもあった

けれど 僕は少しずつ でも確かに 空に向かって階段を上ったんだ

気づくと 雨は止み 雲の間からこぼれる太陽の光が

真上から差し込んできた

僕は足早に 階段を駆け上がる

その時 僕の手を誰かが引いた

体は空に舞い 僕は確かに見つけたんだ

世界の果てから世界の果てまで繋がっている 虹を

気づけば僕は その虹の上にいる

手を引いてくれたあなたは 僕に微笑む

新しい物語が 今始まった